年月を重ねるごとに味わいを増す「散策する庭」 高知市T様邸

 以前は芝が雑草に負けてムラの目立つ地面でしたが、芝の面積を絞り、花壇・園路を設けて植え込みスペースを造りました。ゾーン分けがはっきりできて、手入れがし易く見た目にもメリハリが生まれました。
 豊富な植栽との色の相性を一番に考え、園路には乱形のインド砂岩を、花壇にはイエローベージュのアティークレンガを使いました。どちらも乾いた状態では明るく見え、雨の日には色が濃くなって庭の風景に彩りを添えてくれます。玄関へのアプローチから見える花壇の脇には、鉄製の水鉢と真鍮のマリンライトを置いて、年月を重ねるごとに味わいを増す様子を楽しめるようにしました。